岩手・陸中へ(2007.7.29〜30 その1)

    新幹線であっという間に盛岡に着いた。
たった3時間で北東北まで来れるのだから、21世紀とはすごいものである。

さてこれから山田線で宮古へと向かうべく、10時48分発の快速「リアス」に乗る。並行して走るバスは20往復もあるのに、こちらはこれが盛岡から宮古に行く最初の列車で、しかも4往復しかないのだから、JRの競争心のなさにはほとほと呆れる。
事前に盛岡支社のページを見て、国鉄色の車両が来ないかなぁ〜と期待していたが、めぐり合うには至らなかった。
それでも国鉄の最盛期を支えた車両に会えるのはうれしい。

非冷房の車内は蒸し暑いので、窓を開ける。やっぱり窓を開けられるというのは地方路線の醍醐味だと思う。
       
    上盛岡はマンションの僻地みたいなところに駅があり、山岸も民家の中に駅があったが、そのつぎの上米内からが山田線の本領である。
ディーゼルカーが唸りながら、ぐんぐん山を登ってゆく。トンネルの中で唸られると会話も聞こえない。区界に抜けるまで、実に長い道のりだった。

区界からは一転して高原を走るようになる。非常に景色がよく、都会の風景ばかり見ている自分にとっては飽きない車窓だった。

陸中川井で乗り、茂市で降りた客がいた。本数が少ないのに、上手く利用するものである。

       
    快速とはいうものの、鈍行とあまり所要は変わらず、2時間かけて終点宮古に着いた。気温は20度近くしかないようで、寒い。
赤鬼のような配色のキハ58,52といったこれらの車両群は、今年中にも岩手から姿を消すらしい。40年も長い間頑張ったものである。
       
    駅前の送迎バスですぐに浄土ヶ浜へ向かう。
ここは、宮古では重茂半島などよりはるかに人気のあるところらしい。
陸中海岸国定公園に指定されるだけあって、のどかな景観は時を忘れさせるけれども相変わらず寒く、こんなところで海水浴ができるのかという気になる。

ウミネコが近寄ってくると評判の遊覧船に乗ってみる。船内では「うみねこパン」なるパンを販売していて、これをウミネコにやると、うじゃうじゃ寄ってくる。おまけに船が揺れるので、危うく転げ落ちそうになった。


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