侘しい春の訪れ [その1]

※列車の時刻は特記を除いて200741日現在の時刻です。

【その1/その2/その3


   

中央線で新宿に到着。
どうせ新潟に着いても何も売っていないだろうと思ったので、Newdaysでなにか買おうとしたら、見事に全て売り切れていた。引き返す時間はない。ああ無念…
ムーンライトえちごは7番線から発車するが、となりの8番線から発車する快速東京行きの運転が終了したのでそちらの放送が頻繁に流れる。間違えるよう客も多いようだ。

えちご号は22時55分ごろに、ムーンライトながらのようにゆっくりではなく、通勤電車のように滑らかに入線してきた。

       
   

これでムーンライトえちごに乗るのは2回目。到着が早朝なのでなんとなく慌しいような感じがするが、停車駅が少ないので寝やすい。
長岡(3:39着)、見附(4:04着)などでも客が降りていくので驚く。こんな朝早くからいったいどこへ行くのだろうか?

終点新潟には4時51分定刻に到着。向かいのホームにいる快速村上ゆきに乗り換える。
この「えちご」は、最近まで村上行きだったのに区間が縮小されてしまい「ムーンライト群」の中で一番乗車時間の短い列車になってしまった。まったく眠いことこの上ない。

       

村上駅
   

4時55分発快速村上ゆきは、分割されたあとの新潟→村上間を担われた列車であり、時刻表でもその特異さがわかる。
E127系というオールロングシート6両編成(2+2+2)で運転だが、外は真っ暗で何も見えないので、こういう場合は寝やすさを優先するのが普通である。
さて、この快速は米坂線の接続駅である坂町にも停車するけれど、米坂線の一番列車まで2時間近くもあり、それにもまして眠いので、村上まで行って引き返すことにする。

村上から先、間島・鼠ヶ関・府屋方面酒田行きは到着したホームの前寄りに停車中です
という案内放送が流れ、乗客がどんどん最前部の車両に向かって歩いていく。まあ自分は乗らないので無視して寝ていた。

       


坂町駅

   

村上駅では、これから粟島に行くという中年の方と話をした。岩船港から出港する便が10時ということで、「まだ4時間もありますね」
「この地図で街めぐりでもしてるよ」
「頑張ってくださーい」(注:ふざけているのではない)
かなり旅慣れした人のように見えた。

村上6時20分吉田ゆき(さっきの折り返し)で坂町まで戻り、米坂線の一番列車を待つ。
こういう駅は不思議なもので、駅から見た風景ではとても客が来そうにないのに、時刻が迫ってくるとどこからか客が現れるのである。特にこの坂町は、7時10分前後に全ての方面の列車が到着するので、その変化がよくわかる。

       
   

7時5分ごろに小国から来た列車が到着し、キハ52が姿を現した。
今回の旅は、この米坂線を完走する列車に乗るのがメインといってもいい。
このキハ52という車両は、もうほとんど見られない国鉄型車両である。現在走っているのは、大糸線・山田線・岩泉線・そして米坂線の4線のみである。このうち、山田線・岩泉線は今年中に撤廃されるため、今後はなかなかめぐり会えなくなるだろう。

1両目はキハ52だが、2両目はロングシートに改造されたキハ40のせいか、乗客は1両目にしかいない。それでもボックスシートに1人の割合という余裕のまま、発車した。


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